電子タバコの「べイプ」による健康被害数は2016年後半から増加傾向にあります。先週11月15日金曜日、フィリピン保健省は16歳の患者がベイプによる肺損傷により集中治療のもと入院したと発表しました。この事例を踏まえて、フィリピン大統領は電子タバコの使用を全国的に禁止しました。この法令は、2017年に公共の場での喫煙が禁止されてからわずか2年後のことです。
この法令が施行されることによって、国民の健康を害する合併症を防ぐことが期待されています。電子タバコにはニコチンが含まれていないという一般的な見解のように、従来のタバコ製品と比較して「健康的で安全な」ものと認識されていますが、「フレーバー」をつけるために用いられる化学製品には、ニコチンと同様に肺に危害を加える可能性のある化学物質がいくつかあります。電子タバコはニコチンを含まないものとして販売されていますが、未だこれに関する十分な調査は行われていません。
フィリピン同様、日本でもタバコについて見直す必要があると言えるでしょう。